鬼についての見識を深める鬼シンポジウムが、今年も大江町総合会館イベントホールで開催されます。
講演では佛教大学歴史学部教授で民俗学者の八木透氏が、「日本の鬼女伝承」についてお話をされます。八木教授は世界鬼学会の会長でもあり、大江山の鬼についても各地で講演をされています。

劇団アニマル王子さんによる公演『DOJOJI』は、熊野の道成寺において、思いを寄せた僧の安珍に裏切られた清姫が、激怒のあまり蛇に変化し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺してしまうという内容の能楽『道成寺』を元にした舞台です。(劇団アニマル王子ホームページはこちら

「鬼とは何か」については諸説ありますが、人の言い知れぬ怒りや憎しみが”鬼”になって表出する、という話は昔からたくさんあります。鬼がどこか憎めない存在である理由は、生まれつきの悪魔ではなく、抗えない運命によって鬼にならざるを得なかった人の悲劇を、鬼の形相に感じるからかもしれません。「怒り」や「憎しみ」という一見ネガティブな感情を、鬼という象徴を通して見直してみることは、人間の奥深さを理解する上でとても有益なことではないかと思います。19日はぜひ大江町総合会館イベントホールへお越しいただき、鬼を通じて、人の心の深層に触れてみてください!

◆日時:7月19日(日) 13時から
◆場所:大江町総合会館イベントホール(福知山市大江町河守285)
◆入場料:無料
◆主催:世界鬼学会
◆共催:福知山市教育委員会
◆内容:
①講演「女が鬼と化すとき-日本の鬼女伝承について-」
講師:八木 透さん(世界鬼学会会長・佛教大学歴史学部教授)
②劇団アニマル王子公演『DOJOJI 【道成寺】』
◆お問い合わせ:
日本の鬼の交流博物館
福知山市大江町仏性寺909番地
電話/FAX:0773‐56‐1996
オフィシャルサイトはこちら

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