大江山は、北は大笠(管制塔)から、鍋塚、鳩ヶ峰、千丈ケ嶽、そして南端の赤石ヶ岳まで、5つの山が連なる連峰になっており、尾根伝いにすべての山を縦走することが出来ます。標高は低く小さな山々(もっとも高い千丈ヶ嶽で標高833m)ですが、ブナの原生林など手つかずの自然が豊富で、珍しい昆虫や野鳥も生息しています。また各山の頂上付近まで林道が整備されており、車で8合目、9合目あたりまで登ることができ、見晴らしの良いポイントがたくさんあることも大きな魅力。登山愛好家だけでなく、家族連れや高齢者でも簡単に登山気分が味わえ、濃い自然に触れることができるのが特徴です。

鬼嶽稲荷神社(千丈ヶ岳8合目)から見える雲海

鬼嶽稲荷神社(千丈ヶ嶽8合目)から見える雲海

原生林と巨石群

原生林と巨石群

大江観光では、このような魅力ある大江山への集客力アップを目的として、福知山市のご協力をいただきながら、大江山ガイドマップの作成事業を推進中です。また福知山市では大江山周辺の案内看板の整備事業が進められており、ガイドマップ事業と連携を取りながら、最適な案内方法を検討中です。

大江山を盛り上げる事業が進む中、先日9月12日には大江山の魅力をご紹介するイベントを企画し、福知山市役所の伊東副市長をはじめ、市職員の皆様、福知山商工会議所の皆様にお越しいただき、また案内役として大江町観光案内倶楽部会長の赤松武司さんをお招きし、皆さんと共に大江山登山を楽しみました。天気は良好で、スタート地点の鬼嶽稲荷神社では、少し規模が小さいものの、雲海を見ることができました。その後千丈ヶ嶽、鍋塚休憩所周辺、管制塔(鬼の岩屋、展望台)等を視察。道中赤松さんによる大江山の植生、歴史的背景など広範囲をカバーする充実した解説をしていただきました。赤松さん、素晴らしいご案内、誠にありがとうございました。

参加者の皆さん(鬼嶽稲荷神社にて)

参加者の皆さん(鬼嶽稲荷神社にて)

参加者の皆さん(千丈ヶ岳頂上にて)

参加者の皆さん(千丈ヶ嶽頂上にて)

登山終了後は弊社施設にてバーベキューを開催し、大江山の魅力についてご意見を伺いました。参加者の皆様からは、「これだけ見どころがあるとは知らなかった」「情報発信をしっかりしなければ」などのご意見をいただきました。また伊東副市長からは「たくさんの要素が詰まった山々なので、情報発信する側がストーリーを作り、様々な角度で楽しめる仕組みを作るべき」とのご意見を頂戴いたしました。皆様の貴重なご意見を参考にし、今後のガイドマップ作成、案内看板整備に役立てたいと思います。参加していただいた伊東副市長、市職員の皆様、商工会の皆様、誠にありがとうございました。

千丈ケ岳から見渡す大江山連邦

千丈ケ嶽から見渡す大江山連邦